刑事事件 [事例1]

盗撮によって書類送検⇒不起訴処分

40代男性
罪名結果
迷惑防止条例違反 不起訴

背景

Aさんは、駅のエスカレーターで未成年の女性のスカート内を盗撮してしまいました。その様子を見られてしまい、Aさんは、警察官から取調べを受けました。その後、検察庁に送致されてしまい、検察官からも取調べを受けることになりました。Aさんは、当事務所に相談に来られ、弁護のご依頼をいただきました。Aさんからのご依頼は、前科をつけたくないので、示談をして不起訴処分を獲得したいというものでした。

対応

ご依頼をいただいた後、すぐに捜査機関に連絡し、弁護士限りという約束で被害者側の連絡先を教えてもらいました。被害者が未成年であったことから、親権者であるそのご両親と連絡を取り合い、何度か直接お会いして示談交渉を行いました。最終的に、被害者本人とそのご両親に納得していただき、示談を成立させることができました。それからすぐに、示談書を担当検察官に送りました。

結果

その結果、Aさんは不起訴処分となりました。今回のように、未成年の方が被害者の場合、通常はその親権者であるご両親と示談交渉を行います。被害に遭ったことで被害者本人が加害者側に悪い感情を抱いているのは当然ですが、ご両親は自分の大事な娘さんが被害に遭ったということで、本人以上に加害者に対して憤りを感じている場合が多いです。そのため、今回もそうですが、ご両親と示談交渉をするときは、何度も交渉の機会を設け、ご両親の憤りや今後の不安などを少しでも解消できるよう、誠意ある対応に努める必要があります。

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